▦ あみのめ制作テスト版 0.19

対応形式と開発状況

現在できること

0.7では白黒・パンチカードに「写真の影・紙の暗さを補正する」を追加しました。紙の明るさを周辺から推定して、暗い紙を余分に黒く読みにくくします。パンチカードは紙の明るさとマス中央の塗りを判定します。格子線に触れた黒丸も残すよう、中心付近の小さな範囲を確認します。白い中心を持つ丸は白として扱います。格子・模様がずれるほどの歪みは、枠の調整も必要です。実物カードで穴が明るく写る場合は黒い背景で撮影してください。穴が大きく接している画像などでは白黒モードも試してください。

最初に「写真・ファイルを選ぶ」から模様を取り込みます。写真は小さな画像で一覧表示し、選択中の写真に枠を付けます。写真の四隅は大きな丸で動かせます。選んだ角は別の拡大表示で確認でき、矢印でも微調整できます。「枠を合わせ直す」は写真を残して枠を再検出します。目数・段数を確認したら「読み込む」を押します。うまくいかなければ枠か目数・段数を直して、同じボタンで再読み取りできます。取り込んだ模様は、鉛筆・消しゴムや目数・段数の変更で修正できます。

開いた直後は「閲覧・移動」で、マスに触っても塗れません。「鉛筆」を選ぶと選択中の色で塗れ、「消しゴム」を選ぶと背景色に戻せます。背景色は最初に最も明るい色を選び、設定欄で変更できます。「目数・段数を増やす/減らす」で端と数を選び、左右の目や上下の段を追加・削除できます。追加部分は背景色で埋まります。増減後も「戻す」「進む」で復元できます。

「戻す」と「進む」で直近20操作を行き来できます。戻した後に新しく編集すると、先の操作履歴は消えます。方眼の標準比率は1マスが縦4:横3です。10cmあたりの目数・段数を両方入力すると、編み上がりのゲージで表示します。例えば20目・28段のゲージなら、20目×28段の模様は正方形に見えます。ゲージは表示用で、STPや1マス1ピクセルのPNGに保存する目数・段数・配色は変えません。表示設定はこのブラウザに保存します。

写真・画像を1目1段のマスに変換します。画像を開くと、格子線の間隔から目数・段数の候補を入力します。候補を確認し、間違っていれば入力欄で訂正して読み取ってください。写真は左右に90度回転できます。判定が難しい画像は候補を出さず手入力に戻します。印刷された数字をOCRで読む方式ではないため、格子が見えない模様やパンチカードでは手入力が必要になる場合があります。目数は1〜500、段数は1〜1000。24針の制限はありません。画像の外枠を自動で推定し、目数・段数に応じた補助線を写真に重ねます。四隅で歪みを補正し、各マス中央の49点から中央値を読み取ることで、細い格子線の影響を抑えます。自動検出は候補なので、補助線と印刷の線が重なるか確認してください。白黒の編み図、穴を黒として読むパンチカード、最大16色のカラー模様に対応します。

色の変更、マスの塗り直し、上下・左右反転、180°回転、20操作までの「戻す」、STP・PNG・編集用JSONの保存ができます。複数画像を同じ目数・段数で一括変換し、模様別フォルダに入れたZIPで保存できます。一括読み取りは画像全体が対象です。範囲が異なる画像は個別に指定してください。

STPについて

D7c形式の色模様を読み込み・書き出しします。9個の提供ファイルと、1目1段・横長・縦長・16色・複数ブロックを含む出力をテストしました。元ファイルおよび別実装のDAKimportによる読み込みと、画素・色・位置を照合しています。下端の1目・2目・3目、市松模様、10目×20段の向きを確認しました。

DesignaKnit本体での実読込は確認待ちです。まず試験出力として使用してください。STPに書き出すのは色模様で、元STPの編み記号・メモ・機械設定を保持する編集ソフトではありません。編み方、ジャカード、編み機の設定はDesignaKnit側で指定してください。

iPhoneで使う

Safariでアプリを開き、「写真・ファイルを選ぶ」で画像を選択します。四隅と目数・段数を合わせ、「選んだ範囲を読み取る」を押します。修正後に保存してください。保存先はSafariのダウンロード設定に従います。実機のSafariでの最終確認はこれからです。

JPEG・PNG・WebPなど、利用中のブラウザが表示できる画像に対応します。HEICはブラウザで開けない場合、JPEGに変換してください。入力ファイルは50MBまで。ZIPは100項目、展開後合計50MBまで。セッション内に保持する入力は50ファイルまでです。ZIPの展開方式が端末で使えない場合、「ファイル」アプリで展開してから選んでください。

データの保存

画像と模様はブラウザ内で処理します。画像の送信処理はありません。直近の模様のみ、このブラウザに自動保存します。写真・複数ファイル一覧・操作履歴は再読み込みで失われます。編集用JSONまたはZIPを保存しておくと、後で読み込んで再開できます。ブラウザの保存容量やプライベートモードにより自動保存ができない場合があります。

0.19のパンチカード検証

提供された本の元写真「編込み模様A」で、外枠の検出と24目×15段の自動候補を確認しました。元図から確認した360マスと、白黒モード・パンチカードモードの結果がすべて一致しました。四隅を2ピクセル動かした条件と、STP保存後の再読み込みも一致しています。ほかの写真すべての精度を保証するものではありません。

0.2の読み取り検証

提供された30目×28段の写真で外枠を検出し、840マスを独立に採った中心点の参照データと照合しました。元写真と生成した編み図を並べて目視確認しています。四隅を2ピクセル動かした条件でも同じ結果でした。この一例の検証であり、他の写真の精度を保証するものではありません。

今後の確認・改善

DesignaKnit本体での読込、iPhone実機の写真・保存操作、実際の書籍写真とパンチカードでの認識精度を確認します。細かい模様・影・ぼけ・塗りの薄さによっては、黒の判定値や手動修正が必要です。カラー変換は近い色をまとめるため、読み取り色数を調整してください。

解析資料・ライセンス

STPのキー計算はDAKimport(Thomas S. Price、MIT License)を基にJavaScriptへ移植しています。書式の照合にはDAKexportの説明とソースも参照しました。ライセンス全文を同梱しています。販売前の権利・規約確認は開発上の互換性テストとは別の未完了事項です。

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0.19:長方形は左上と右下の2点で選択。正方形、写真上のタップ指定、角の数字の鮮明化と拡大表示の改善に対応。斜めの写真には四隅補正を使えます。